飼い猫が脱走したこと

二年前、飼い猫が脱走してしまいました。見失った場所の近辺を毎日毎日探し回り、目撃した人に連絡をお願いするために近所の家にチラシを配ったり、ゴミステーションや公園の掲示板にチラシを貼ったりしましたがなかなか見つからず、35日目に見失った場所から30mくらいの草藪に身を潜めているのを見つけました。名前を呼ぶと「ミャーミャー」とずっと泣き続けながら少しずつこちらへ近づいてきて、私のすぐ横に置いていたキャリーに自分から入ってきました。見つけるまでに35日もかかってしまったのは、色々な可能性を広げ過ぎたことでした。猫には可哀そうなことをしてしまいましたが、猫がどれほど自分にとって大切な存在なのかが改めて確認できる事件でもありました。