我が家の猫、スーちゃんが家から脱走し、無事見つかってから2年が経とうとしています。
スーちゃんが脱走して見つかるまでの35日間は本当に辛かった・・。
でも私より、もっともっとスーちゃんは悲しくて心細かっただろうな・・。
もう二度とスーちゃんに辛い目を合わせないために、我が家で行ったいくつかの脱走対策をご紹介したいと思います。
最初に行ったのは脱走防止策の取り付けです。
見よう見まねの自作です。
良い出来とは言えませんが・・。
改善点も踏まえてご紹介します。
脱走防止柵を取り付けたいと思っていらっしゃる方のお役に少しでも立てれば幸いです。
まずはリビングから・・
100円ショップで買ったワイヤーネットを結束バンドでつなぎ合わせ、突っ張り棒で固定しています。
ワイヤーネットは2種類のサイズ違いを2枚ずつ、計4枚を使用しています。
ワイヤーネットの隙間は6㎝以下でないと猫の頭が入ってしまいます。
突っ張り棒は地震の時に倒れにくい様に、先がブーツ型のものにしました。
値段は1500円前後だったと思います。
太目で頑丈な物を選びました。
設置で一つ失敗したのが、下の部分に隙間を作らなかったことです。
お掃除ワイパーが入りません・・。
小窓にもワイヤーネットの設置をしました。
換気で窓を開ける時は6㎝以下。
窓を開ける時にネットが開く様に100円ショップの蝶番を付けています。
普段は磁石で固定しています。
少し開閉が面倒ですが、スーちゃんが逃げてしまうよりはいいと思っています。
玄関は開け閉めを頻繁にするので、柵は絶対に必要です。
天井の高さがあるため,どうやって柵を取り付けようか随分悩みました。
ワイヤーネットはハンズマンで購入。
100円ショップの物よりふと目で頑丈です。
金額は忘れましたが、1枚物なので100円ショップの様に安くはありませんでした。
突っ張り棒は2m以上のブーツ型。
2000円代だったと思います。
ワイヤーネットに木材の枠組みをしています。
下の部分にキャスターを取り付け、ドアロックを取り付けています。
出来上がった時に、ネットの大きさの関係で閉めた時にまっすぐにならないのが嫌だなと思いましたが、柵を開けずに買い物袋を置けるので、これで良かったと思いました。
帰宅するとスーちゃんが柵の向こう側で待っていてくれます。
お風呂場の窓もスーちゃんのお気に入りの場所。
ここの窓は外側にフェンスがあり、フェンスと窓の隙間は6㎝以下。
スーちゃんの脱走は無理なので柵は付けませんでした。
もう一か所スーちゃんのお気に入りの場所が・・。
キッチンの裏口です。
ここは出入り禁止にしました。
開かずの扉・・。
外に用事があるときは玄関から回って行きます。
家の中に柵を付けなかったので外側に付けました。
ここは外猫ちゃんと臆病なスーちゃんが睨みあう決闘の場所・・。
フェンスの隙間も6㎝以上あるので、脱走防止は完璧に・・。
二つ目は網戸を猫の爪でも破れない物に張り替えました。
ゴムの様な素材で、一般の網より厚みがあり、一本の繊維が太めです。
厚みがあるので張り替えで止めゴムを入れ込むときに少し力がいります。
見るからに頑丈そうな網です。
90㎝×220㎝の大きさで1660円でした。
繊維が太いだけに以前の網より外が少し見にくくなります。
猫は外を見るのが好きなので、ちょっと可哀想だなと思ったりもします。
せっかくフェンスを付けたのだから、たまに網戸を少しずらしてフェンスだけにしてあげる事があります。
もちろん私が傍に付いている時だけですけど・・。
3つ目は玄関にステッカーを貼りました。
用事で我が家に来る人に、猫が居る事をお知らせするためです。
これを貼ってからは「玄関閉めましょうか?」と向こうから気を使ってくれます。
以上が私が行った猫の脱走防止です。
スーちゃんは我が家に迷い込んできた野良猫。
手に怪我をしていました。
6軒の集合住宅の我が家。
その中でスーちゃんは我が家を選び、家のベランダに住み着いて離れなかった。
私が車で仕事から帰宅すると、私の元へ走ってきて、お部屋へ入れてと言っているかの様に、離れずに玄関まで付いて来ていた。
人と人との出会いが必然である様に、動物と人との出会いも必然だと・・。
出会いがペットショップであろうと、道端であろうと・・。
そうだとしたらスーちゃんは我が家に来るべくして来たのかな・・。
もしかしたら怪我をしていたのも計画の一部・・。
スーちゃんが脱走した時、無事保護した後も、私はスーちゃんを脱走させてしまったことへの後悔で、ずっと自分を責め続けていました。
物事全てには陰と陽がある。
闇があるからこそ気付ける光・・。
脱走事件という「陰」で学んだ大切な「陽」・・。
それは飼い主は動物の愛で生かされているということ・・。
スーちゃんとの出会いは、脱走事件もひっくるめて、私が多くを学ぶために用意されていた事なのかもしれない。
「陽」に気付けたとき「陰」の役割は終わる。
スーちゃん脱走事件は、今や私の大切な出来事・・。
しかしもう二度と、同じことは繰り返さない。
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