私は両家の遺品整理をしたことをきっかけに、2年前から本格的に断捨離をしています。
私の場合、断捨離でなかなか手放すことが難しいのが 1位 思い出の品、2位 本、3位 服です。
今回は3位の服の断捨離をしました。
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3位なので簡単に進むのかと言えば、そうでもありません。
いらない服を選んで手放す、という単純な作業ですが、ここに「心」というものが入ってくるのでなかなか進まなかったりもします・・。
小さい頃の話
私は小さい頃、服をあまりもっていなかったせいか、服に対する執着がものすごく強く、ボロボロになってももったいなくて捨てられませんでした。
友達が可愛い服を着て学校へ来るのがとても羨ましくて、自分でお小遣いを貯めて服を買ったりしたこともあります。
中学ではいつも部活のジャージを着ていました。
それしか着る服が無かったからです。
この頃の自分を思い出すと、自分で自分が可哀そう・・😂
働き出してから
働き出してからは、給料もボーナスも全額つぎ込むほど服を買いあさっていました。
せめて宝石を買えばよかったのに、と思いますが、当時はブランド物の服を買って着ている自分がカッコいいと勘違い?していたのかも??
その頃買った服を捨てられず、昨年までクローゼットの中で眠らせていました。
そうなんです、着なくなってから30年間、ただクローゼットの中にあるだけ・・・眠っていたのです。
その服は昨年永い眠りから起こされ、地球に返されました。
きっと服も喜んでいることでしょう。
高かったから、という理由だけで、「ただそこにあった」のですから・・。
ためになる服に
話はずれましたが、断捨離で服を手放すのは、ある程度心が痛みます。思い出の品ほどではありませんが・・。
しかし、着もしない服をクローゼットの中にただ入れておくだけより、着てくれる誰かの手に渡ったり、リサイクルで燃料として地球に返したほうが遥かによい、自分のためはもちろん、人のため地球のため、服のためになる・・・。
だから、まだ人が着てくれそうな服は、どんなに安くてもリサイクルショップへ持っていきます。服に敬意を払うため?です。これで少し自分を落ち着かせることができます。
もう古くなっているものは、生地によってクロスにします。小さく切って油汚れを拭き取ったり、玄関を拭いたりするときに使って捨てます。
それもできないものはリサイクルセンターへ持っていきます。燃料として生まれ変わるのです。
終活
そして、年齢的によく考えることは、もし自分が「明日」いなくなったら・・・この大量の服は誰が処分することになるのか・・?
そう考えると、一枚でも多くの不要な服をクローゼットの中からさようならして、いつ自分がいなくなっても、誰も遺品整理で困ることがないようにしたい、そう思うのであります。
いずれは今住んでいる家も手放して、身一つなって、そしてあの世へ行きたいと考えています。
あの世へ行ったら、自分の骨は海に流してもらうよう、子ども達にお願いしています。
捨てる基準
また話がずれましたが、服を手放すにあたって自分なりに基準を決めて、それにそぐわない服は潔くさようならする、と決めて断捨離に取り掛かりました。
その基準というのは・・
・デザインに違和感がある
・自分に合わない色
・古い
この基準を元に、一枚一枚手に取って、自分の体に合わせて捨てるかどうか決めていきました。
なかなか大変な作業でしたが、服一つ一つと向き合うことができ、よかったと思っています。
服を手に取りながら感じたことは、自分が本当に好きな服はほとんど無い、ということでした。
もったいないから今あるだけ・・・ということでしょう。
何だか切ないです・・・。
自分を見つめる
しかし自分と服との関係を見直す、よいきっかけになりました。
そして自分を見つめ直す良いきっかけ・・それが断捨離です。
今ある服を見ていると、自分がいかに他人軸で、人にどう見られるかばかり気にしていたことがわかりました。自分自身をないがしろにし、大切にしていないことがよくよくわかりました。
好きと思える服がほとんど無い・・これがその答えです。
もう他人軸の考え方が習慣化しているので、ある程度の努力は必要かもしれないけれど、これからはもっともっと自分で自分の気持ちを一番に考えて、自分が心地よい生活を送りたいなと、そう考えています。
今回衣替えの季節ということもあり、冬物を中心に断捨離しましたが、夏が終わるころにもう一度、夏物を見直し、断捨離しなければいけないなと思っています。
その頃には全ての断捨離が完結しているといいなと思っています。
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