子ども達の物はホントに捨て難い。捨て辛い。
そして断捨離するまでに、かなりの心の準備が必要。
一生懸命育てて来たつもりなのに、ああすればよかった、こう言ってやればよかったと、後悔の気持ちとの戦いが、そこには存在するから・・。
クローゼット2つ分、パンパンに押し込んだ子ども達の色々な物を今の量にするまでに、何度も何度も断捨離を繰り返してきた。
どうしても捨てられなかったプリント類の一度目の断捨離の時には、泣いて泣いて疲れ果てたのは今から2年前・・。
泣く必要なんてないのにね・・。
だって立派に育っているんだもん、子ども達・・。
人様に後ろ指を指されない、優しい子ども達に育ったよ・・・。
十分だよ。
子育ては手探り。
何が正解かなんて誰にもわからないし、もはや子育ての正解なんてこの世に存在しない。
育てる方も育てられる方もお互い初心者。
全てが完璧になんてありえない話。
昨日、2年ぶりに子ども達のプリントやノートが入った衣装ケースを開けた。
またきっと涙が止まらなくて、心が疲弊して、しばらく沈み込むのだろうと思っていたら・・
サクサクと断捨離が出来た。
もういいかな・・と思っている自分が居たんだ。
これが本当の「子育て終了」かな、と思った。
2年前の断捨離で沢山自分と向き合って、その時負の感情を出し切ったのかもしれない。
その時プリント1枚1枚全てに目を通したから・・悔いはないのかもしれない。
今私の机のすぐ傍に、ごみ袋に入れられたプリント類が並んでいる。
これをゴミステーションに持って行ったら、もう子ども達が一生懸命書いたノートやプリントは見る事が出来なくなるんだ。
何時かは誰かが捨てなくてはならない物。
その誰かは母である私。
それを捨てたとき、私の子育て終了のサインが出るのだ。
私は、いつかもし病気になって動けなくなった時、ベッドの中でどんなことをして過ごしたら良いのだろうと考える時がある。
動きたくても動けない、眠りたくても眠れない日が来た時に、私は子どもが小さかった頃のDVDや文集を見て過ごしたいと思っている。
だから、そんな日が来た時のためにやっぱり子ども達の思い出品を全部捨てる事は、一生出来ないと思う。
病床での時間が少しでも癒された時間になるように・・
ただ、多くを持つことは避けたい。
そんなに沢山見る事は出来ないだろうから・・
コンパクトな箱に収まる程度の物を残して、病床の楽しみを残しておきたい。
そんなことを考えている。
暗い話になってしまった😓
人生も折り返し地点を過ぎた今、やっぱり残された家族に迷惑を掛ける死に方はしたくないと・・
それだけを常に考えている。
コメント